永谷研一ブログ

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執筆秘話(1/5)「めんどくさい」でボツになった幻の章とは

2013年7月に出版した「絶対に達成する技術」
今月2019年7月末をもって絶版になります。
出版社との契約をあと4年残して、私の方から出版社に
解約を申し込みさせて頂き、快く受理されたものです。

目標達成のための行動習慣化メソッド
「PDCFAサイクル」5つの技術

今までに新人教育の基礎力育成はもちろん、
リーダーの部下育成の技術のノウハウとして
130社の研修で活用されてきました。

実は、今、この本をアップデートして再出版しようと
考えているのです。
2013年から現在までのノウハウのアップデート
そして今後10年後を見て人材育成の方向性を示した
改訂版を発表しようと思います。

そこであえて自分から「解約申し込み」を行なったものです。
(珍しいと思います。笑)

そしてこの度、”絶版”を記念しまして、

「絶対に達成する技術」の執筆秘話!5話限定ブログ
を送信します。全5話になります。
初公開!の話ばかりとなります。ぜひ読んでみてください。

1話(7/16公開):「めんどくさい」でボツになった幻の章とは
2話(7/19公開):「目標を立てる技術」に書きそびれた大事な話
3話(7/23公開):印刷機に乗る寸前!ギリギリで差し替えた言葉とは
4話(7/26公開):できたことノートは3章振り返る技術から生まれた
5話(7/30公開):また会う日まで。改定版はどうなるのか?
ーーーーーー

「絶対に達成する技術」の執筆秘話 5話限定

​​​​​​第1話:「めんどくさい」でボツになった幻の章とは

「絶対に達成する技術」のあとがきの”おわりに”には、
ありたい姿の実現の実話として、あるウェイターの
話が載っています。

ーーー引用開始ーーー
あるところに、人のために何かをして喜ばれるのが
大好きな子どもがいました。
彼は大人になりウェイターの仕事に就きました。
最初は自分の仕事を単なる”注文を取って料理を運ぶ係”
と考えていましたが、仕事を一生懸命やるにつれ
”お客さまに喜んでもらうためのサービス係”ということに
気づきます。 そして最後には
”お客さまの大切な時間を演出する影のプロデューサー”
であるというところまで仕事の質が高まります。
これは子どものころからの夢が叶う瞬間でもあります。
そのとき「あぁ、自分の使命はこれだったんだな」と気づき、
ウェイターという仕事に誇りを感じるのです。
ーーー引用終わりーーー

ありたい姿は子どもの頃からずっとその人に宿っていて
普段はそれに気づかないだけ。
仕事の質を高める中で次第に気づいていくというもの。

子どものころの経験にその源泉が隠れているということ。
そこで実はこの”ありたい姿”のメソッドは最初の章に書く
予定だったのです。

目標設定やアクションプランの構造として
  ・ありたい姿
  ・目標
  ・行動

という3層構造があります。

”ありたい姿”は目標の上位の概念であり、言わば目的
となるものです。

例えば「今年中にTOEIC900点を取る」といった目標。
この上にある目的=”ありたい姿”は、例えば、
「ニューヨークでトレーダーとして活躍する」
といったものがあげられるでしょう。

よって目標達成のロジックを説明するのに、上から順番に
”ありたい姿”の見つけ方から説明するのは王道と言えます。
少なくとも出版した2013年頃はそう思っていました。

NETMANでは、2007年ごろから研修プログラムの中で
”ありたい姿”を見つけるためのワークとして
「やる気の源泉を見出す”自分年表ワークシート”」

「ロールモデルから見つける”3年後のありたい姿”」
といったメソッドをよく活用していました。
そんな私にとって、”ありたい姿”を導き出すロジックを
執筆するのは、わりと簡単なことでした。

ところが元祖1章の”ありたい姿を見つけよう!”
を書き終えて、第一読者である、私の妻に読んで
もらったところ、
「なんかめんどくさい。目標達成する気がなくなる」
と完璧なまでに打ちのめされたのでした。
(そのころは大体自宅で早朝に執筆していたので第一読者は妻でした)

確かに、自分の子供のころの出来事を思い出して気づき
とともに年表に書いたり、ロールモデル=憧れの人といって
見習いたい行動などを見つけたりといろいろやることはあります。
ただ「ワクワクするだろ〜」って思い込んでいた私には、
「めんどくさい」とは強烈なショックの一言でした。

それを出版社(当時:中経出版)の担当者に愚痴ったところ
「奥様の言うとおりです」
と言われ、ガーン。ボツになったのでした。

結局、1章は「目標を立てる技術」となりました。

どうしても”ありたい姿”のことを触れたかった私は
最後の抵抗で文字数の限られる”あとがき”にちょっと
だけ書いたのでした。それが冒頭のウェイターの話です。

これがボツになった幻の章:”ありたい姿”の秘話でした。

おまけ)
 あとがきの最後に、日付と私の名前が書いてあります。
そこには2013年6月12日 永谷研一 と書いてあります。
実際にこのあとがきが書き終わったのは確か6月1日だった
と思います。それをなぜ12日したのか。
はい。6月12日は私と妻の結婚記念日なのでした。
第一読者である妻は、初めての執筆に悶絶する私を査読で支えたのでした。
お礼も込めてこうしたのですが、刷り上がった本を渡し
「ありがとう」と言ったら「いらない。もう散々読んだから」
と言われました。。汗

以上

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