永谷研一ブログ

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武雄市のiPad利活用教育

今日の富士山 2013年4月15日(月) 晴れ

今日は風がとても強いですね。雲で富士山は見えません。これからの季節は見える日のほうがい少ないと思います。
さて
先週金曜は、佐賀県武雄市山内東小学校の前校長稲田先生がNetmanの八丁堀にある本社に来てくださいました。今年3月末で定年となり時間ができたとのことです。感動しました。とてもうれしかったです。

佐賀県は、ICT利活用教育に非常に力を入れている県で、教員の力も非常に高いことで有名です。その中でも武雄市山内東小学校は市の自主財源で2010年に40台のiPadを配付してその後総務省のICT絆プロジェクトに採択され武内小学校とともに4年生以上の児童全員にiPadを配付したものです。

私は武雄市教育委員会のICT教育推進連絡会アドバイザーをやらせて頂いている関係でどこに言ってもも、
「なぜ武雄は成功しているのですか?」と聞かれます。
私はいつもこう答えます。
「iPadが来るずっと前から先生方が学校を越えてつながり、集まってお互いの従業を公開し合い、より良い授業の方法を研究していた文化があったから」

私の基本的な考えの中に、「フツーの先生が学校を越えてつながり、授業の中身を切磋琢磨すれば、学校はグングンと良くなる。世の中もグングン良くなる」という信念があります。
様々な理由があれ、学校は非常に閉じた空間です。意図的にそうせざるを得ない面もあります。私は一昨年度地元の小学校でPTA会長をした経験から、その根底にある面を見てしまいました。

ただ学校の主役は「子ども」たちです。そして先生の本分は「学習指導」にあります。生活指導や道徳などを言う人もいますし、最近はキャリア教育などというものが入ってきていますが、主はやはり「学習」です。
要は、「学びに興味を持たせ、勉強が大好きな子どもを育てる」ということです。
すべてを取れば、この目的一本でいいと思います。
しかも、”落ちこぼれは絶対作らない”という信念が欲しいと思います。

そのためにも、いろんな先生との交流を通じて授業法を研究することは非常に有効です。親からしてみたら、「毎年同じ方法を繰り返している」方が違和感があります。

ICT利活用教育は、もしかしたら”黒船”かもしれません。でも、それによってパラダイムが転換されることも事実です。
私は仕事柄いろんな授業を見させてもらいましたが、その中で分かったことがあります。
結局道具が変わっても「指導力がある先生がいい授業をする」ということです。
先生の技術の中に「板書」があります。
板書は極めて重要な技術です。タイミング、書く速さ、字の大きさ・丁寧さ、内容など、どれをとっても卓越した技術が必要です。
また「机間指導」というものがあります。文字通り、机の間を歩いて指導していくものです。一人ひとりの定着を確認し、問題がある子どもには個別指導を行います。その間他の子どもたちは遊ばせてはいけませんので、的確に指示します。場合によっては一斉指導に切り替えて更なる定着を図ります。これも非常に重要な技術です。

「板書」「机間指導」という基本技術であっても先生に技術力の差があります。ある意味当然です。ビジネスマンだって人によってスタイルに違いがあります。だからこそ、他の人に学ぶ、しかも学校を越えて学び合うということが大事なのです。

武雄の先生方は、その基本的な文化が身についていらっしゃいます。だからICT利活用教育の公開授業など積極的に行えるのだと思います。いくら市長や教育長が言っても最終的には現場の学校の先生の”自分も成長したいという思い”が力になります。

今年も7月に公開従業が開かれると思います。ぜひみなさん武雄に行って見学してみて下さい。そして授業はもちろん、その運営をすべて先生方が手弁当で行なっている点も見逃さないで下さいね。感動すると思いますよ。
(もちろん武雄温泉に宿泊も忘れずに。。いいお湯ですよ。。笑)

関係ブログ等は以下をご覧ください。
・2010年12月の様子 –> http://csotakeo.sagafan.jp/e310312.htm
・樋渡市長のプログでも紹介されています。–> http://hiwa1118.exblog.jp/14416391/
・武雄市のFacebookページ –>  http://www.facebook.com/・・・
・研究資料「児童の対話力向上を目指すICT機器の利活用の研究」 –> http://lab.c-learning.jp/pdf/keitai-20121110-nakao.pdf

では
「今日も元気にいってらっしゃーい」

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