永谷研一ブログ

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公立小学校でタブレット活用授業を紹介しました

今日の富士山 2013年5月23日(木) 曇り

今日はとてもうっすらですが富士山が見えています。この写真で分かるでしょうか。
さて
昨日はある地元の公立の小学校にいってiPadを活用した授業の事例を話してきました。
学校からも、校長先生、教頭先生、学務担当の先生、若い先生3人の6人が参加していました。
佐賀県武雄市の事例として
・算数での活用
・社会での活用
・図工での活用
・音楽での活用
などでiPadを活用した授業の紹介をしました。
また
・実際の定着が全国平均を上回ったデータ(小学校では理解度が上がることを定着といいます)
も紹介しました。

参加された先生方も非常に興味深く聞いて頂き、話し合いも活発に意見交換ができました。

既にこの学校の先生の中は、ITが得意の先生がいて、自腹でポケットWifiを買ってiPadを利用した授業を展開していました。
(といっても先生タブレットのみの活用で児童が利用するタブレットではありませんでしたが。)
図工のアプリなどを活用して魅力ある授業を展開しておりました。「いい先生がいるな。素晴らしいな」と感じながら聞いていました。

Netmanとして30台のタブレットとサーバー+Wifiキットを無償貸与する話を提案して、先生方の意見をお聞きしました。
いろんな意見が出ていました。

・市教委(教育委員会)の後ろ盾がないとやりにくい。
・自分が来年この学校にいないかもしれないのでできない。
・同じ学年で、あるクラスはタブレットを入れて、別なクラスが入れないとなると平等ではない。
・IT機器の操作が得意な若い先生はいいが、古い先生はやりたがらない。
・公務員という立場があるので勝手にはできない。

これらはすべて予想通りの反応でした。
私なりに意訳すると
「やりたいし、やるべきだと思うが、町としての後押しがないと責任問題になってしまう」
というものです。
この意見は当然だと思います。これに対して私は批判的な立場を決して取りません。むしろこれをなんとかするのが周りの仕事だと思っています。

そして最後に先生たちから
・先生方にまずタブレットを配布して、先生方の勉強会を行ったほうがいい。
という意見が出ました。
これはいい意見だ、ということで私たちも協力しますのでやりましょうと答えました。積極的で素晴らしい学校だなと関心した次第です。

近いうちにすべての学校がICT活用の教育をしなくてはならなくなるのは明白です。今は教育デザインが時代が追いついていないだけなので。
もし、公立らしい「平等論」を出すのであれば、全国で先行している学校とそうでない学校の不平等をどうみるのかと考えてほしいと思います。
また、公務員という「立場論」を出すのであれば、もっと地域全体、国全体を考えてほしいと思います。
そして、先生という「仕事」としては、子どもたちの学習(定着、態度、意欲)について考えてほしいと思います。
そして、一人の「親」としては、子どもたちが生きている情報化社会を考えたいと思います。

私は先生方に最後に言いました。
「結局、ITを使っていい授業ができる先生は、普通の授業力も非常に高いんです。例えば”板書”がうまい。字だけでなくタイミングや提示の仕方などが上手なんです。子どもたちへの指導力も高いです。そのような先生が道具としてITを使うと、とてもうまく授業の中にITを入れてデザインしています。
タブレットは単なるツールです。教科書、ノート、鉛筆、そしてタブレットなんです。子どもたちは自然に道具として使いこなします。」

公立の小中学校にある「既成概念」がどうイノベーションされていくのか、これからが楽しみですね。いずれ強烈に時代が後押しするでしょうから、少なくとも私たちは「黒船」ではなく、「愛のキューピット」になれると信じています。(笑)

最後にこの学校、子どもたちの”挨拶”が元気で素晴らしい。普段の先生方の努力の賜物だと思います。山と川に囲まれたこの自然の中で、いい先生に見守られ、子どもたちは大きく育っていっているのでしょうね。
では
「今日も元気にいってらっしゃーい」

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