永谷研一ブログ

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キャリア教育での間違ったメッセージ

よく学校関連での「キャリア教育」において、

・将来の職業について考える

というテーマの授業やシンポジウムがあります。

私にはとても違和感があります。

それは夢と称して「将来の職業」を考えさせることです。

将来◯◯◯になりたいと、夢がすんなり出てくる人はいいです。それを否定はしていません。

問題は夢を持つことが正しいと、むりやり夢を考えさせること。
なんか夢がなければダメなんだと言いたげ。
優等生はそれっぽい回答をすると思います。

「私はお医者さんになりたいです」
「私は美容師になりたいです。」

ちょっと待って下さい。無理に言わせてるだけではないですか。
いろんな先輩のいい話を聞いたって、本人とってパッとしなければ何の影響も及ぼしません。

そして教育者からのメッセージも違和感があります。
「たとえ、夢が破れたとしても、自分の将来に向かって歩みを続けていくことが大事」
といいます。

ちょっと待って、と思います。
このようは発言は人生がうまくいった人のノーテンキな発言で強烈に違和感を覚えます。

「前向きに一生懸命に働くことの大切さ」

を教えてようとしているのでしょうが、押し付けの道徳観がありすぎて気持ちがいいものではありません。
心の中では冷めている子も多いのではないでしょうか。

このようなキャリア教育をやっている教育者たちが勘違している点があります。
それは将来の夢と題して就きたい仕事を考えさせている点です。

夢はなくたっていい。(あったっていい)どっちだっていい。

目指すべき仕事は職業名ではありません。自分の「働きぶり」です。
大切なのはどういうふうに「働いていたいか」です。
例えば
「いつも新しいものを手作りで作り上げていたい」
「多くの人に囲まれてワイガヤして楽しんでいたい」
と言ったもの。
ようは「ありたい姿」です。そしてこの「ありたい姿」は

・すでに生徒たちに備わっている

ということ。新しく見つけるものではなく、既に内側に存在する個性なのです。

先ほどの
「私はお医者さんになりたいです」
と言った人。

本当は、医者になりたいのではなく、
「人を助けることによって感謝されて生きていきたい」
のかもしれません。
だとしたら、消防士だっていいし、エコ商品の会社に入って環境の仕事も良いでしょう。

よって教育者からの
「夢が破れても自分の将来に向かって歩もう」
なんてメッセージは、わけわかりません。

だって、どんな職業についたとしてもその子はきっと
「人を助けて喜ばれるという夢」を既に叶えているんですから。

間違ったキャリア感を植え付けるはほんとすぐにやめてほしいですね。
「夢を持て」なんてメッセージは自己肯定感を下げるばかりです。

自分自身が既に持っている素晴らしさを発見させるようなプログラムにしてほしいと思います。

天職(夢を叶えた状態)なんてものは、目の前のことに集中し周りの期待に応えて
磨いていくうちに「ハッ」と発見するものです。すでに手に入れていることを。

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