永谷研一ブログ

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まだ終ってない。福島県富岡町に見た現実

今日の富士山 2013年7月29日(月)曇り
今日は曇りで富士山は見えません。残念。。
さて
この休みは福島県富岡町に行ってきました。HeiSという経営者仲間のネットワークの第一弾の企画でした。
富岡町はいわき市から車で北に40分程度行った場所にあります。いわき市と南相馬の間にある町です。福島第二原発がある町です。
帰宅困難区域と居住制限区域が混ざっいる町です。居住制限区域は早く帰れるようにと除染を進ませている場所です。
居住制限区域は昼間ならいつでも自由に帰ることができます。帰宅困難区域は入るのが強く禁止され住民であっても一ヶ月に一回だけしか入れないそうです。
よって、まだ仮設住宅にいらっしゃる方々もいるそうです。
前置きは置いといて、まずこの写真をご覧下さい。

居住困難区域にある、富岡町第一小学校です。グランドは除染が進み、五センチくらいの土がはぎ取られていました。
放射線いわき市内だと0.2μシーベルトでしたのでグランドも0.4μシーベルト程度で変わりません。でも特筆すべきは、脇にあるどぶ川。いかにもザリガニ取りで遊べそうなところですが4.5μシーベルトとなり、10倍に跳ね上がります。また、近くの民家の庭の草むらを調べるとなんと19μシーベルトある場所もあるのです。

要は、とんでもないお金をかけて除染をしたところですべての場所の除染は不可能ということです。少なくとも子どもを返すという気持ちにはならないと思います。

次にこの写真をご覧下さい。

これは、帰宅困難区域には、鉄製の柵が張り巡らされ入れなくなっているということです。監視カメラも、ついていました。
同じ町の狭い道路をはさんで、居住制限区域(入れる)と帰宅困難区域(入れない)場所に分かれてしまっているといういうことです。
そして、居住制限区域もしばらく入れない場所だったので、雨漏れなどを直すことができず家の中は散々な状態になってしまっています。
中を見せてもらいましたが、カビのにおいがひどくむせてしまいました。これでは、帰れるようになっても、住む状態にできないということです。

案内してくれた遠藤さんは、自分の家を柵越しに眺めることしかできないのに、ローンを2000万以上抱えて払っているそうです。
なんという理不尽でしょうか。こんなことが日本にあっていいのでしょうか。

本当の原発事故の現実はこういうことだったのです。遠くにいると分からないことが多いです。
まだまだ福島は終っていないということ。むしろひどくなっています。帰れるか帰れないか分からない住民にとっては少しずつ崩壊していく自分の町を見て精神的に大きいダメージを受けています。中途半端に期待を持たせるほど辛いということもあるのです。

これはいったいどういうことでしょうか。私たちにできることはこの状況を一人でも多くの人に分かってもらうことだと思います。
今回このツアーを企画してくれた藤田大さんの強い心に感動したとともに私たちひとり一人の問題として捉えていかなくてはいけないと心に誓いました。

このツアーまた企画されますので、一人でも多くの人に実態を見てもらえたらと思います。

では
「今日も元気にいってらっしゃーい」

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