永谷研一ブログ

永谷研一ブログ

初公開:発明が生まれた経緯を明かします

私は世の中にないサービスを生み出すことに喜びを感じながらやってきました。

そんな中、企業の人材育成で利用される行動改善システムを2007年に日本で2012年に米国で特許を取得したことを契機にinventor (発明家)という肩書きもつけました。

最近またこの発明家魂がムラムラと起き上がってきて寝てても頭の中に設計図が浮かぶという状態になってきています。

今までも世にない新しいITシステムを出してきた経緯があるのでネットマンで出してきたサービスをまとめて記録したいと思い今回このブログを書きます。

今回は実際サービス開始されて今でも続いているもの「きくすけ」「C-ラーニング」「ActionT.C」の3つに絞って書きます。
(この他にも失敗プロジェクトは多々ありますが)

1)2000年サービス開始 「きくすけネット」
【サービス内容】
 アンケートポータルサイト。無料でアンケートフォームを作成しURLを自分のホームページに貼れる。
 管理画面でリアル集計表が見られ、集計結果画面も自分のホームページに貼ることができる。
 ちなみに「きくすけ」の語源は「聞くことを助ける」です

【発明のきっかけ】
 私が創業前に遊びで作っていた「よろず相談システム」を改良したものです。
 当時アンケートフォームを作って意見を集めるシステムを作ってフリー提供していましたが、
 ユーザーから「ここの設問をこう変えて」とか「このラジオボタンをプルダウンにして」など変更要望が多く、
 めんどくさいので自分で勝手に変えて欲しいと思い、管理画面から簡単に自由にフォームを作れる機能を提供したものです。
 発明のきっかけは「めんどくさいから」です。

【ビジネス経緯】
 サービス開始6ヶ月くらいで8000人の無料ユーザーを集めました。展示会で出展したらマ◯◯ミ◯さんが買いにきた記憶があります。
 (断りましたがその後数百億のビジネスまで成長するとは。。)
 ASPビジネスを初めてやったのでなかなか収益を上げるのが難しく2年後、担当の女性社員の寿退社を機にサービス停止しました。
 その後、パッケージソフト販売をNECさんと組んで多くの企業に入りました。
 今でもアンケートソフト「きくすけ」はリコーさんやJohnson&Johnsonさん積水化学工業さん三重県庁さんなど30社近いお客様で使われています。
 (新規販売はしていません。保守だけ行っております。)

●2000年当時のアスキーさんのニュース
 http://ascii.jp/elem/000/000/308/308370/index.html

2)2001年サービス開始 「Cラーニング」
【サービス内容】
 ケータイ電話(当時ガラケー)を使った授業支援システム。
 授業中に先生に質問を投げられたり、授業と授業の間のグループレポート作成を支援するコミュニケーションラーニング。

【発明のきっかけ】
 1999年ガラケーがインターネットに繋がったi-modeを見たとき、ハッとしました。
 「これを大学で多人数で行われる大講義室で使ったら一方方向でしゃべり続ける先生に質問などリアルタイムで投げることができるじゃん」と。
 ただ発明はそこでは生まれてはいませんでした。
 その後2001年当時上記「きくすけ」から派生したマーケティングシステムを作り上げていました。
 ある専門学校の経営者と話したとき、ハッと気付きました。このマーケティングソフトはそのまま学習支援システムに使えるではないかと。
 アンケート、小テスト、資料共有、メルマガ機能などがあったマーケティングソフトを授業で使えるように3ヶ月程度で改変しリリースしたものです。
 そのとき学生側はケータイに注目して機能を作ったのです。
 

【ビジネス経緯】
 最初は授業にケータイ持ち込み禁止という時代だったため苦労しました。
 ある教育委員会に呼ばれていった説明会で、ある先生に
 「あなたは子供と私たちのふれあいの時間を奪うのか!」と怒られ凹んで帰ってきたこともありました。
 2009年にスマホが出てから世の中がポジティブに捉えてくれて今では学習端末としてスマホ、タブレットを使うのは当たり前の時代になりました。
 ただ単年度黒字化するまで10年かかりましたので累積赤字は半端ないです。。汗
 ただこの売れない時代でも研究用で使ってくれた先生方がたくさんいらっしゃりその先生方との共同研究と学びが私の財産となっています。
(今では教育系の学会の副理事長や評議員をさせて頂くまでになりました)
 最近ではスマホアプリに対応したり動画無制限にするなどますます成長をしております。現在15万人の学生が利用しています。

●青山学院大学が取材されたニュース。ガラケー画面懐かしい
http://www.nttcom.co.jp/comzine/archive/newdragnet/newdragnet44/index.html
  
3)2006年サービス開始「ActionT.C.」
【サービス内容】
 やりっぱなしの研修を行動変容型に変更するためのシステム。
 アクションプランのリマンダーと振り返りとフィードバックがセットになった行動定着システムです。
 ITシステムを入れただけでは実際には行動定着しなかったため研修の仕方や導入後のオペレーションを実証・研究する中で行動習慣化メソッド「PDCFAサイクル」が生まれました。
 今では関連書籍を3冊も出版するに至っています。

【発明のきっかけ】
  ある大手シンクタンクの人材育成に関わっていた2004年当時その担当者が帰りの電車の中でつぶやいた一言がきっかけです。
「ねえ。永谷さん。なんで社員って30歳や40歳すぎるとやる気がなくなる人が出てくるだろうね。新入社員のときに熱く語った宣言!がタイムカプセルが開くかのように10年後に届いたらみんな初心を思い出すのにね」
ハっとしました。あっそうか。ありたい姿やアクションプランのリマインダーか。と思いました。
 当時上記「きくすけ」のアンケートフォームをつかって営業社員のやるべき行動を思い出させる仕組みを大手ビール会社に提供していたため、
 それとこの担当者のつぶやきが繋がったのです。その後、リフレクションやフィードバックとも連携して特許出願に至りました。

【ビジネス経緯】
 上記の気づきからシステムを設計し2005年にPCT国際特許に申請しその後日米で取得に成功したものです。
 2006年にサービスを開始して旭硝子さんやAXA生命さん三菱東京UFJ銀行さんなどに導入されました。今では累計130社15000人のユーザーです。
 研修ベンダーなどパートナーさんも20社に増えて共に教育改革を行っています。
 当時2004年ごろNPO人材育成マネジメント研究会を立ち上げ、効果測定やID(インストラクショナルデザイン)の勉強会をやっていました。
 その中で当時から「やりっぱなしの研修」がテーマとなっていました。今でもその問題はなんら変わってない気がします。

●数年前のHRproさんのニュース。当時ベストプラクティスに選ばれました。
https://www.hrpro.co.jp/bestpractice/netman/

以上が今でも行っているITサービスの発明経緯でした。
(ITの他に「知恵組フェスタ」という学びの祭典イベントの発明もあります)

今、頭に浮かんできているITサービスが発表されるのはもうちょっと先ですが
キーワードは
・感情
・健康
・気づき
です。一言でいうと「幸せ」でしょうか。
ただ感覚的になりやすいこの分野にロジカルな効果測定メソッドは必ず入れます。

私の究極の研究テーマは「遅咲きの人の発見」です。

今は、しょぼくてもきっと10年後、20年後に花開く人が必ずいます。
それを先に発見できれば、経営は人材をコストと考えず投資として長い目で考えるはず。
教育だって目の前の成績だけにとらわれなくなるはず。
子供だっていい子のふりをしなくてもいいはず。もっとのびのびできるはず。
親だって子供の成長をもっとおおらかにみれるはず。

これが私のテーマです。これは人生を賭しても証明してみたいと思います。
いけてない人、ふてくされた人、斜に構えた人。
見た目はそうかもしれませんが、それで評価をして欲しくないのです。

成績が悪い人、コミュニケーション下手な人、自信がないように見える人
彼ら彼女らはきっとすごい可能性を秘めています。

それには私たち教育に関わる科学者がもっとプロでありそして人間が好きでなければ
ならないと思っています。
あっ熱くなって饒舌になってきました。なので筆をおきます。

目標達成のための行動習慣化メソッドPDCFA
http://pdcfa.jp/

「できたことノート」(クロスメディア・パブリッシング)
https://www.amazon.co.jp/dp/4844374826/

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